東芝 5YC-606 かなりや Q

■ MW SW 2バンド MT管トランスレス 5球スーパー

昭和39年 (1964年)頃の製造 プラスチック製パーソナルラジオです

家庭の娯楽がテレビに移行する時代 ラジオは小型軽量 短波放送 イヤホン 等をマストとした
真空管ラジオ最終期の製品です

特徴は金属や樹脂など素材の品質向上、メッキの耐久性向上 樹脂の整形技術の進化等が見えます

シャーシー等の金属部にサビは少なくネジの固着や緩みも無く ゴムや線材の劣化は少なめであり
60年近くの経年を感じないものでした

修理は今後永らくの年月にも元気な動作が続き 環境の変化によりラジオ受信の役割が終了しても
他の機器との接続で音響製品として またインテリアグッズとして残したいと考えます

修復はコンデンサー類の取替、ボリュームのメンテナンス、ゴムパーツ、バリコン、ダイヤル糸
取替 等を実施しました

また 外部機器使用の利便性を狙って左側面にあったイヤホンジャックを 3.5φ入力ジャックに
取替ました、背面のターミナルも残っていますのでネジ止め式接続も 可能です


完了して
5×3インチの小型スピーカーですので 豊な低音とはいきませんが 綺麗な明るい音で鳴っています
感度は良好です 通常聞こえない遠隔局も少し入ります 短波放送も良好です

透明度の落ちないダイヤルパネルと このラジオの特徴である精細なグリルが映えた見事な外観
ハムはごく小さめ 操作感も軽快な実用性のある一台と思います

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■修復
シャーシー内の錆は少なく コンデンサー交換とバリコン洗浄、ボリュームの交換 等実施
動作テスト時点で 極めて良好な感度を示した為 IFTは手付かずです

・キャビネット コンパウンド
・ボリューム 残留抵抗が大きく修理不能の為 新品に交換しました
・ロータリースイッチ 接点要部に微量の復活剤を使用

・ケミコン、ペーパーコン全数交換 スチコン、チタコンは残しました
・バリコン洗浄調整、クッションゴム交換
・平滑部配線、アンテナ線 取替

■交換品
ACコード、ペーパーコン全数、ケミコン全数、バリコンゴム、アンテナ線
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■使用真空管
12BE6 12BA6 12AV6 30A5 35W4

■受信帯域
535 ～ 1605kHz MW帯
12.5～ 13.5kHz SW帯

■寸法
幅 30 Cm 高 13.5 Cm 奥行 12.5 Cm (つまみ含まず)

■梱包材料はリサイクル品になります
発送は ヤマト宅急便の80サイズを予定しています

■到着時の動作は保障致しますが、以降の不具合や外観については保障できません

xvpbvx ↑ ↑ ↑外部機器接続回路はAC100Vから絶縁しています ↑ ↑ ↑ ↑ キャビネット側面へのプラグ着脱は手軽です ↑ ↑ ↑